生後1ヵ月前後によく起こるといわれている乳児湿疹ですが、わが子は生後2ヵ月まではまったく肌トラブルがありませんでした。
しかし!
生後2ヵ月を迎えたとき、いよいよ肌トラブルがやってきました…。
最初は左耳の後ろが赤くただれる
ちょうど2ヵ月を迎えた日、いつも通り授乳をしていると、ふと耳の後ろに目がいきました。
耳の後ろを覗き込むと…

なんじゃこれ!すごくただれている!
しかも、黄色い汁が出てジュクジュクの状態に!かなり痛そう…。なぜに今まで気が付かなかった!?
ガーゼで汚れを拭き取ってみるも…
1日目

2日目

いくら拭き取っても、拭き取っても、でてくる黄色い汁!
1〜2時間でジュクジュクになって、その汁が固まってカピカピの黄色いかさぶたのようになってしまいます。

しかも、肌は赤くただれて痒そう…。
対策は、清潔・保湿・非刺激!
本やネット検索で得た情報をもとに、いろいろ試してみました。
1.ガーゼで拭き取る→△

お湯でぬらしたガーゼで、やさしく拭き取ってみる。直後はきれいになるものの、すぐにもとに戻ってしまう…。効果はなし。現状維持というかんじです。
2.お風呂でやさしく洗い流す→△

こちらもガーゼで拭き取ると同様、あまり効果はないようです。
3.ベビー石鹸で洗ってみる→✕

悪化したような気がします…!どうやら、わが子の状態では刺激が強すぎたようです。
4.ベビーローションを塗ってみる→△

薬局で購入したベビーローションを授乳のたび(3時間おき)に塗ってみました。
しかし、効果なし…なんの改善もありませんでした。
5.ティッシュで黄色い汁をこまめに拭き取る→◯

若干効果ありです。黄色い汁を放っておくと、固まりカピカピになります。それが原因で、さらにお肌が赤くただれてしまうので、こまめに拭くのは効果ありでした。
6.縦抱き抱っこで、できるだけ耳後ろに触らないようにする→◯

効果あり。むやみに触ると、さらに汁がでてきてしまいます。授乳も縦抱きだっこスタイルで、なんとか触れないように…。
7.ミトンをつける→◯

効果あり。本人もかゆいからなのか、手ですごく掻きむしって赤くなっていました。ミトンで引っかき傷ができないようにするには、効果的でした。
翌日からは顔全体にも赤い湿疹が!
お風呂に入った直後、急に顔全体に赤い湿疹がでてきました。首もとまで広がり、かなり痒そうな状態に…!


体温があがると湿疹がひどくなるのか!?30分ほどたつと、少しだけ赤みがひいていきました。
それでも、心配になるほどの湿疹…。
わが子も苦しいのか、昼夜問わず全力で泣き続けていたので、相当つらいのかと…。
結果、市販の薬では効果なし!
ということで、慌てて小児科にいってきました。
「乳児湿疹」という診断で、塗り薬を処方してもらいました。
軟膏とステロイドの混合塗り薬


プロペトという皮膚を保護する塗り薬と、ロコイド軟膏というステロイドの混合クリームを処方してもらいました。
プロペト:一般)白色ワセリン
- 効能効果…皮膚を保護する塗り薬です。
- 注意事項…直接日光の当たらない涼しい所に保存してください。
- 副作用…皮膚が赤くなる、発疹、かゆみ、腫れる、刺激感等が現れることがあります。
ロコイド軟膏0.1%:一般)ヒドロコルチゾン酪酸エステル軟膏0.1%

- 効果効能…皮膚の炎症を抑える副腎皮質ホルモンの塗り薬です。
- 注意事項…おむつのあたる部分に使用するときは、ぴったりしたおむつやビニール製のパンツの使用は避けてください。
- 副作用…皮膚の炎症、皮膚の乾燥、かゆみ、皮膚の刺激感、おできができる、皮膚の感染症、にきび、顔や口の周りが赤くなる、皮膚が薄くなる、皮膚がうろこのようにかさかさになる等が現れることがあります。
ステロイドの副作用は?
肌のバランスがまだ整っていない1才未満の子どもに、ステロイドを使うのをためらうお母さんが多いと聞きました。
そもそも、ステロイドって何?というレベルの私…、少し勉強してみました。
ステロイドって何?

ステロイドは、人の副腎で生成されるホルモン「副腎皮質ホルモン」の一種。つまり、人の身体に初めから存在し得るものなんです。だからこそ、よく効く。それゆえに、使いすぎると副作用が生じる可能性があるものなんです。
ステロイドの注意点は?

乱用に注意です。
効き目が強いために安易に頼ってしまいやすく、過去に乱用によって重篤な副作用が引き起こされた事例があるということをしっかりと頭に入れておくのがいいと思います。
ただ、現在はステロイドの効果や副作用についての研究も進み、安全性は高まっています。
つまり、医師の処方に基づいて使用し、使い過ぎに気をつければステロイドは怖いものではないということです。
さて、効き目は…
ステロイド…効果抜群です!!
塗り薬は1日2回(朝と夜)、湿疹がでている箇所にティッシュが張り付くぐらいたっぷりと塗ります。
本人が手で掻いて口や目に入るのを防ぐため、肌に浸透するまでの約10分間は、ミトンをつけて、触らないようにいっしょに遊んでいました。
そして、塗りはじめた翌日。


顔全体のもう赤みがひいて、ひどかった耳の後ろは黄色い汁が止まりました!
ネット情報よりも 専門知識のある医者
あれだけひどかった湿疹が、2日間ほどであっという間によくなりました。
ステロイド…ほんの少しだけこわかったですが、小児科の先生の指導のもとに用法用量を守って使うと、効き目のあるすごくいい薬だと感じました。
昼夜問わずよく泣いていたわが子も、ご機嫌になりよく寝ます。
重篤な状態になる前でよかった!!

すぐ病院に連れていくのは、大げさかな…とためらっていましたが、なにかおかしな変化を感じたら、迷わず診察してもらうのがオススメです。
ネットの情報よりも、専門知識のある医者に直接、相談するのが一番!
信頼できるお医者さんを見つけておくのがいいようです^^
*その後はこちらからどうぞ→【乳児湿疹から数ヶ月】その後の経過と現在の様子
レイカ
satoさん
コメントありがとうございます!
耳裏の炎症、突然のことでホント驚きますよね。。息子のときの情報が少しでもお役に立ててなによりです(^^)
娘さん、早くよくなることを願っております!!
レイカ様
ふと5月末生の娘の耳裏を見たら炎症があり、とてもショックを受けていました。レイカ様の情報、とても参考になりました。画像も載せて下さってるので、似た症状であることが一目瞭然で助かりました。
これからもいろいろな記事、参考にさせて頂きますね!
ありがとうございます!