妊娠34週に入った頃、お腹の張りをよく感じ、痛みを伴うことが多くなりました。
お腹を触ると、ほぼ常にバスケットボールぐらいの硬さに張っていて、少し息苦しい状態が2〜3日続きました。「妊娠後期にはよくある、これが噂の前駆陣痛かな?」と思ったのですが、先日、念のため病院にいってきました。
二度の切迫早産、さらには、0.49~1.29%の確率で起きるとされている早期胎盤剥離。壮絶な出産を三度も経験している姉からの一言は、とてつもない説得力がありました…。
姉:「悪いこと言わんから、病院で見てもらっておいで。今なんかあったら、ほんまに後悔してもしきれへんで。」
ということで、朝いちばんに大急ぎで病院へ行ってきました。。
妊娠後期のお腹の張りはよくあること
妊娠後期のお腹の張りで、一番多い原因は、子宮の収縮によるものです。この子宮の収縮は、じつは妊娠初期から行われています。初期・中期はまだ子宮がそこまで大きくなっていないので、子宮の収縮を感じていないだけなのです。
しかし、妊娠後期に入り出産予定日が近づくにつれ、お腹は日に日に大きく前にせり出します。すると、お腹の大きさに比例して子宮の壁が薄くなり、お母さん自身が子宮の収縮を体感できるようになるのです。これが、お腹の張りです。
要注意なのは、切迫早産に繋がるお腹の張り

「妊娠後期だからお腹が張るのはよくあること」で終わらせてはいけない場合もあります。それが、切迫早産です。お腹の張り(=子宮の収縮)が、そのまま本陣痛につながってしまい、出産に至ってしまうことをいいます。生産期よりも早く生まれてきた赤ちゃんは早産といわれ、未熟児で生まれてくる可能性が高く、感染症・合併症を発症するリスクが伴います。
検診結果は「大丈夫」
私の健診結果は、ただの妊娠後期のお腹の張りでした。よかった〜と胸をなでおろし、ひと安心。子宮頸管の長さも十分にあり、子宮口もまだ閉じているので、切迫早産の傾向は見られず大丈夫とのこと。ただ、お腹の張りが頻繁に起こり、なかなかおさまらない状況は危険なので、張り止めの薬「ウテメリン」を処方されました。
子宮の収縮を抑える薬「ウテメリン」

処方されたのは、切迫ぎみと診断された妊婦さんならみんなが知っている薬「ウテメリン」です。個人差はありますが、副作用が強いことで有名のようです。
効果効能
子宮が収縮するのを抑え、流産や早産を予防する薬。
注意事項
妊娠16週未満の婦人は通常服用できない。脈が速くなることがある。発熱や喉の痛み、力が入らない、筋肉痛、脱力感などの症状が現れた場合は要連絡。
さらに注意事項

- 薬は食後の後、忘れず飲む(毎食後1錠)
- 副作用が心配な場合は主治医に相談
- 薬を飲んだあと30分〜1時間は横になり休む
- 赤ちゃんや子供の手の届かないところに保管
副作用があるとわかっていて薬を飲むのは少し勇気がいりますが、お腹の赤ちゃんのため。用法用量をきちんと守って、主治医の指示に従って正しく服用しましょう。
最後に

私は今回がはじめての妊娠です。(もうすぐで)10ヵ月間を振り返ると、はじめての経験だらけの毎日で未知の世界でした。
初期の頃は終わりが見えないつわりの日々と、情緒不安定すぎる自分に戸惑いながらも、やっとここまできたか…という感じです。長い道のりでした。でも、そんな妊婦生活の中で、私が個人的に一番つらかった時期は、妊娠後期の妊娠33〜36週でした。
「切迫早産」の恐怖におびえながら、お腹が重くなるにつれて感じる、腰・恥骨・股関節・背中の痛み。胎動が強すぎて寝れず、かといって外出するほど体力もなく(笑)ただただ、生産期を無事に迎えるまで、時間が過ぎるのを待つのみ。
ベッドの上から動けないのは、なかなかツライです。世のママさんはみんな、この道を通ってこられたのかと思うと、ほんとうに尊敬しかありません!
妊娠10ヶ月間は、ママさんは常になにかしらの不安と戦いながら、お腹の中で赤ちゃんを守ってるんだと身をもって知らされました…。
母、強し!!
私も生産期までのこり1週間ちょっと。泣き言いわずに、前を向いてがんばりますー!
レイカ
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